2015年度 世田谷大学放送連盟 冬のモニター会

・2015年12月20日に行われた世田谷大学放送連盟 冬のモニター会にて、

2年生の山田明美が音声作品『指先』を発表しました。

以下は企画者である山田明美からのモニターシートへの返信です。

HP担当に少し我儘を言いまして、2015年度冬セタのモニターシート返信の場をいただきました。素敵な意見をたくさんいただいたので、そのお返しです。

Twitter、LINEを使ったネット恋愛のお話でした。私は長年Twitterをやっており、なおかつハンドルネームで顔も知らない方たちとTwitter上で仲良くさせてもらっています。直接会って話した人もたくさんいます。ネット上での付き合いは危険を伴うけれど、その中で色々言い合える友人ができたり、人によっては恋人もできる。このような世界は否定されることが多く、Twitterというツールが好きな私は、とても悲しいことだなと常々思っていました。そこで思いついたのがこのお話です。誰かが否定するなら私が肯定すればいい。そんな思いをこのSDに込めました。

ネット恋愛ということを除けば甘々直球ラブストーリーだった訳ですが、悶えてくださったようで、こちらとしてはしてやったりという気持ちでいっぱいです(笑)また選曲について場面に合っている、季節感が出ている、などと書いてくださった方も多く、こだわった点のひとつだったので嬉しかったです。

『指先』というタイトルの意味が最後に分かっていただけたこと、沙耶と慶太の会話は途中までLINEだったこと、驚いていただけてなによりです。SDにしかできないことは何だ、と考えたときに、これしかないと思いこの会話の方法を実行しました。最初の方にBGMがなかったのは、2人の会話を無機質に見せ、LINE上の会話であることを暗示させるためです(さすがに気づかれた方はいませんでした)。

全体的に間が足りない、曲が小さい、場面転換が分かりにくいなど編集面での力不足も目立つ作品でもありました。もっと早くから編集に取りかかっていれば、と悔いが残ります。提出用のCDを確認しながら「あぁーーーここ変だーーー」と唸った締め切り直前でした……

賞こそ取れませんでしたが、良い面で思い出に残る作品となりました。作品に関わってくれた部員、聞いてくださった皆さま、そしてこの文章を読んでくださった皆さま、ありがとうございました!

また出会えますように。